DXへの取り組みお客様へお約束すること
私たちは、デジタルの力を「効率化のため」だけに使いません。
お客様に向き合う時間を増やし、温かいおもてなしを続けるために、DX(デジタルを活用して、サービスや仕事の進め方をより良く変えていく取り組み)を進めています。
私たちの目指す
「3つの約束」
- スムーズなご案内:待ち時間を減らし、チェックイン/館内案内をより快適にします。
- より良い滞在体験:お客様の声をもとに、サービスを継続的に改善します。
- 安全・安心の徹底:大切な情報を守る仕組みづくりと教育を続けます。
DXは、スタッフの仕事を「機械的」にするためではありません。
事務作業などをデジタルで軽くし、スタッフが会話・提案・おもてなしに集中できる環境を整えることで、地域の魅力をより深く楽しめる滞在につなげていきます。
代表取締役メッセージ
「ここが誰かの居場所となる」
私たちの経営ビジョンは、「ここが誰かの居場所となる」ことです。
子ども達が帰ってきたい、移住者も移り住んでみたいと思う町づくりに寄り添いながら、当館も「また帰ってきたくなる場所」であり続けたいと考えています。
宿泊業界では人手不足や環境変化が進む中、温かいおもてなしを安定して届け続けるには、仕事の進め方を見直す必要があります。そこで私たちは、DX(デジタル活用)を効率化のためだけでなく、「お客様に向き合う時間を増やすため」の手段として進めています。
予約・売上管理などの事務作業を整え、スタッフがご案内や会話、提案に集中できる環境をつくります。あわせて、お客様の声をもとにサービスを継続的に改善し、取り組みの状況は私自身が責任をもって分かりやすくお伝えします。
また、お客様の信頼を守るため、情報の取り扱いルールや社員教育、環境整備、定期的な点検を継続し、安全・安心な滞在を支えます。
株式会社土佐西南黒潮観光
ネストウエストガーデン土佐
代表取締役 山本祥平
DX推進の背景
宿泊・観光の世界では、お客様がスマートフォンで情報収集し、比較し、予約することが当たり前になりました。あわせて、人手不足や物価・光熱費の上昇などにより、従来の「人の頑張り」や「経験」に頼った運営だけでは、安定したサービス提供が難しくなっています。
社会・競争環境の変化
- 予約・情報収集のオンライン化により、選ばれる理由が分かりやすく伝わることが重要になっている。
- 口コミ・評価の影響力が高まり、サービス品質の安定と改善スピードが求められている。
- 人手不足の深刻化により、業務効率化と省人化は避けられない経営課題になっている。
機会
- デジタルとデータを活用すれば、少人数でも待ち時間の少ないスムーズな案内が実現できる。
- お客様の声や傾向をもとに、サービスを継続的に改善しやすくなる。
- 地域の魅力(食・体験・季節の楽しみ)を適切に届け、滞在価値を高め、「また来たい」を増やせる。
リスク/課題
- 旅行予約サイト(OTA)への依存が高いと、価格競争に巻き込まれやすく、収益が不安定になりやすい。
- お客様の声や利用履歴が十分に活かせないと、改善の優先順位が見えにくく、サービス向上が遅れる。
- 事務作業が増えると、スタッフがお客様に向き合う時間が減り、満足度に影響する。
だからこそ、私たちがDXで目指すこと
DXは、単なるIT化ではありません。
予約・売上管理などの“裏側の仕事”を整え、データを活かして、サービスと業務のやり方そのものを変え、温かいおもてなしを持続させる取り組みです。その結果として、私たちは「お客様に向き合う時間を増やす」ことを最優先に、快適で安心な滞在を提供し続けます。
経営ビジョンと
ビジネスモデルの方向性
経営ビジョン
ここが誰かの居場所となる~子ども達が帰ってきたい、
移住者も移り住んでみたいと思う町作り~
ビジネスモデルの方向性
当社は経営ビジョンの実現に向けて、DXを活用しながら以下の3つの方向性で事業を展開します。
- 体験価値の向上地域の魅力を体験価値として磨き上げ、滞在満足度を高めます。
- 直接つながる顧客接点公式HP・公式LINE・CRM等で顧客と直接つながり、リピーター(ファン)を拡大します。
- 働きやすい運営体制現場の負担を下げ、スタッフが接客・提案・地域案内に集中できる環境をつくります。
DX戦略
DX方針
地域の魅力を活かし、
デジタルでおもてなしと
業務効率を進化させる
ホテルDX
DXの段階的推進
- 第1段階業務効率化基盤システム導入
- 第2段階データ活用分析・改善サイクル
- 第3段階経営判断への活用戦略的意思決定
DX戦略①おもてなし業務の効率化と
基盤整備
私たちはDXを「人を減らすため」ではなく、お客様に向き合う時間を増やし、滞在をより快適にするために進めます。その第一歩として、フロント・予約・売上管理などの“裏側の仕事”を整え、繁忙期でもサービス品質がぶれにくい運営を目指します。
- 待ち時間を短縮フロント業務、予約管理、売上集計のデジタル化により、入力・確認・引継ぎの手間を削減し、チェックイン/チェックアウトやご案内をスムーズにします。
- 対応品質を安定PMS・POSを連携し、宿泊・レストラン・売店・宴会などの実績データを一元管理することで、確認や集計のムダを減らし、繁忙期でも品質がぶれにくい運営を実現します。
- ご要望への対応力を向上お客様の要望や注意事項をデジタルで記録・共有し、担当者が変わっても同じ水準で対応できるようにすることで、「伝えたのに反映されない」を減らします。
- 提供スピードと正確さを向上モバイルオーダー等を導入し、注文・伝達の手間やミスを減らすことで、料理やサービス提供をよりスムーズにします。
- 館内の快適性を向上館内Wi-Fiの更新や通信環境の改善により、滞在中のストレスを減らし、より快適にお過ごしいただける環境を整えます。
- 安全・安心を強化アクセス制御やアカウント管理、更新・バックアップなどの基本対策に加え、社員教育と定期点検を継続することで、お客様の大切な情報を守り、安心して予約・滞在できる環境を支えます。
- 持続可能な運営を推進省エネ対応(設備更新・運用見直し等)を進め、環境負荷の低減と運営の安定化を両立し、長く安心して選び続けられる施設を目指します。
DX戦略②顧客データを活かした
ファン創造と価値向上
私たちは「一度きりの宿泊」ではなく、“また帰ってきたくなる関係”を大切にします。公式HPやLINE等の接点を整え、お客様の声や利用傾向をもとに、滞在体験を継続的に磨きます。
- 探しやすい・予約しやすい公式HPの情報(プラン・過ごし方・周辺案内)を整理し、必要な情報にすぐ辿り着ける導線で、直接予約をスムーズにします。
- 欲しい情報が届く公式LINE等を活用し、季節の体験・イベント・食・観光情報を、お客様の関心に合わせて分かりやすくお届けします。
- 声が改善に反映されるアンケートや口コミ、ご意見を蓄積・分析し、改善の優先順位を明確にして、サービスに継続的に反映します。
- “また来たい”が増える利用履歴(時期・目的・同行者等)を参考に、次回の滞在が楽しみになる提案やご案内につなげます。
- 直接予約の安心感が高まる顧客管理(CRM)と公式HPを連携し、やり取りを分かりやすくして、安心してご予約いただける環境を整えます。
- プライバシーに配慮して活用お客様の情報は必要な範囲で適切に管理し、社内ルール・教育・点検を継続したうえで、サービス向上に活かします。
推進体制・会議体・人材育成
DX推進体制
※テーブル部分を左右にスライドで詳細を確認できます
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| DX推進リーダー(1名) | 方針策定・進捗管理・全体統括 |
| DX推進サブリーダー(1名) | 部門調整・プロジェクト支援・現場フォロー |
| プロジェクト担当者(各部門) | 宿泊/レストラン/売店/宴会等で実行・課題フィードバック |
| 外部アドバイザー | 技術/データ/セキュリティの専門知見で支援(支援機関等) |
会議体
- DX推進会議(月次開催)進捗確認、課題共有、次月計画策定を定例で実施
人材育成の取り組み
- 社内研修+OJT手順書・動画教材を整備し、実務で学ぶ環境を構築
- データ活用勉強会スタッフ全員がデータを読み解き、改善に活かせるスキルを育成
- セキュリティ教育お客様の情報を守るための定期教育を実施
- 外部研修・セミナー最新のDXトレンドやベストプラクティスを学ぶ機会を提供
IT環境整備
分野別ロードマップ
お客様に最高の体験を提供するため、優先順位をつけて段階的にIT環境を整備します。
※テーブル部分を左右にスライドで詳細を確認できます。
| 分野 | 取り組み内容 | 目指す滞在体験 |
|---|---|---|
| マーケティング・顧客管理 | CRM・公式LINE導入、直接予約強化 | お得な情報をいち早くお届け |
| データ分析・価格戦略 | BI導入、需要予測、価格最適化 | 適正価格で質の高いサービス提供 |
| セキュリティ・通信 | Wi-Fi更新、アクセス制御、不正防止 | 安心・快適なネット環境 |
| 基幹システム(PMS・POS) | 連携強化、一元管理、BI連携 | 待ち時間短縮、スムーズな会計 |
| フロント・接客 | スマートチェックイン、モバイルオーダー | 非接触・便利な滞在体験 |
| 設備管理 | 太陽光・蓄電池検討(環境/BCP) | 環境にやさしい持続可能な施設 |
成果指標(KPI)と見直し
私たちはDXを「導入して終わり」にしません。
取り組みが実際にお客様の満足や運営改善につながっているかを、指標(KPI)で確認し、改善を繰り返します。
※テーブル部分を左右にスライドで詳細を確認できます
| 指標(KPI) | 達成指標 (初年度) |
達成指標 (3年後) |
お客様にとって |
|---|---|---|---|
| 事務作業時間削減率 | ▲5% | ▲15% | 事務作業を減らし、接客・提案の時間を増やします。 |
| 顧客満足度 | 80%以上 | 90%以上 | お客様の声を反映し、滞在の満足度を高めます。 |
| 自社予約比率 | +5pt | +15pt | 直接予約を強化し、分かりやすく安心な予約体験にします。 |
| 売上成長率 | 2% | 8% | 持続可能な運営で、安定したサービス提供につなげます。 |
| Wi-Fiカバー率 | 100% | 100%(維持) | 館内の快適性を確保します。 |
| 光熱費削減率 | ▲3% | ▲10% | 設備・運用を改善し、快適さと安定運営を両立します。 |
| KPI定例分析実施率 | 100% | 100%(維持) | データに基づく改善を“習慣化”します。 |
| 閑散期売上成長率 | 2% | 10% | 閑散期の魅力づくり・提案強化につなげます。 |
| 稼働率 | ― | +5pt | 需要に合わせた運営・販売の精度を高めます。 |
DX推進会議でKPIとお客様の声を確認し、点検→改善計画→実行→効果測定→見直しのサイクルで、取り組みを継続的にアップデートします。








